こんにちは、norikoです。
梅雨のジメジメした時期は冷房除湿(ドライ)を点けると快適に過ごせますよね。
雨が降らないなら降らないで、今度は気温が高くなるので冷房を使用。
14年使った和室のエアコンが経年劣化により冷えなくなったので昨年の9月に買い替え、冷房も冷房除湿もいい感じになりました。
冷える〜っ!快適!
(≧▽≦)
と喜んでいましたが、今年の6月に冷房の稼働時間が増えて長時間点けているとなんか違和感が。。。
冷房って、設定温度になると風が弱まるか止まるかして温度調節しますよね?
それが設定温度になってもどんどん冷やして室温が下がること下がること。
冷房25℃を点けていると20℃台(20.5℃とか)で安定するような状態です。
冷えすぎて寒い!
これはもう、快適の度合いを超えています。
冷房除湿でも確認してみたところ、室温+2℃の一番高い温度設定にしていても室温が17℃台になるときがありました。
17℃って…真冬かい!?って感じですよね(笑)
これはどうにかしないと使い物になりません。
エアコンが冷えすぎる原因を調べた
エアコンが冷えすぎる原因をメーカーのホームぺージで調べてみました。
すると、エアコンのセンサー付近の温度が高いため、どんどん冷やしてしまう というのがありました。
ということは、サーキュレーターを使えばマシになるかも!と思い、サーキュレーターを購入しました。
サーキュレーターで空気を循環させてみた
冷房除湿のときにサーキュレーターで空気を循環させてみたところ、冷えすぎが少々暖和されました。
今まで17℃まで冷えていましたが、18℃までに収まりました。
でも、これでも全然ダメじゃないですか…(涙)
18℃でも不合格!
冷えすぎる原因は他にあると確信しました。
新しいエアコンだけどセンサーの初期不良かもしれない。。。
初期不良なんてめったになさそうなのになぁ…
毎日毎日温湿度計のチェックばかりしていてもう頭の中がゴチャゴチャになったので、メーカーさんに相談してみることにしました。
メーカーさんの回答
メールで相談することにしました。
でも保証期間内なので、不具合があったら料金はメーカーさん持ちですよね。
あっさり認めるとは思えませんでした。
「こんなふうに使って、様子を見られてはどうですか?」
という具合になるのかなぁ…と想像しました。
メールで相談した翌日の朝9時頃に返信がありました。
(おぉっ!早い時間から気合が入っていていいねぇ)
冷房除湿と冷房の温度の下がり具合を書いて送信しましたが、まずは”ご迷惑をおかけしてすみません”から始まり、冷房除湿はこんなふうに設定するとどれくらいまで温度が下がったら止まり、温度が何度くらいになったらまた動き出します という説明が書いてありました。
そしてその次に、
「ですが17℃まで下がるのは不具合です。温度制御ができていません。すみませんが、冷房・ドライ運転は点検が必要です。点検のお申し込みをお願いします」
と書いてありました。
よーし!キターッ! 不具合という言葉。
そんなにあっさり認めてくれるなんて意外でしたが、点検に来てもらえれば冷えすぎの問題が解決できるかもしれません。
メーカー保証期限まであまり時間がありません。
早速2日後に点検してもらえるように段取りしました。
待ちに待った点検 冷えすぎの原因が明らかに!
13時30分頃メーカーのカスタマーサービスの方が到着しました。
私自身かなり工夫したけどダメで今日に至ったことを説明し、部屋の上方(エアコンセンサー付近の高さ)、中間、下方(畳の上)に置いた温湿度計も見ていただきました。
冷房除湿で室温が23℃ぐらいになるように点けていても、センサー付近の温湿度計の温度は20℃になっています。
まずはセンサーが正常かどうか調べられました。
屋外にある室外機にパソコンをつないで調べるそうです。
結果は、”少々の誤差あり”でした。
少し狂っているということです。
でも、それくらいの誤差で室温が17℃になるまでガンガン冷やそうとすることはないそうです。
メーカーさんは原因を突き止めるために本体のカバーを外してエアコンの内部とエアコンの取り付け具合を確認されました。
その結果、とうとう原因がわかりました!
待ちに待った瞬間。
エアコン配管の貫通穴に貫通スリーブがないことが原因でした。
エアコンのセンサーが感知していたのは部屋の壁と外壁の間の熱くなった空気だったのです。
エアコンがどんなに頑張っても、壁の中の空気まで冷やすことはできません。
貫通スリーブがあれば壁の中の空気をある程度遮断することができるのだと思います。
貫通スリーブの取り付けが一般的になったのは数年前らしく、うちに一番最初にエアコンを取り付けしたときにはまだあまり普及していなかったようです。
メーカーさんが言うには、エアコンの取付業者さんの施工ミスなのだそうです。
エアコンを外して新しいエアコンを取り付けたときに貫通スリーブがないときには新しく貫通スリーブを取り付けるか、または貫通スリーブの代わりにパテ埋めをしないといけないとのことでした。
しかし私がいろいろと調べたり考えたりした結果、どうもエアコン取付業者さんの施工ミスではなさそうです。
なぜかというと、古いエアコンを取り外して新しいエアコンを取り付けたときには貫通穴付近は見ることができないからです。
貫通穴を見るためには取り付けた後にエアコン本体のカバーを全部取り外してエアコン内部の部品が見える状態にしなければなりません。
エアコン本体のカバーを外すのには多少の知識が必要になるかと思います。
外すときに傷を付けたりしたら大変なので、こちらから何かしら要望がない限りはやらないでしょう。
メーカーさんの処置
壁の中の熱い空気をセンサーが感知しないようにするには貫通スリーブを通すのが一般的ですが、エアコンを取り付けた状態では貫通スリーブは通せません。
貫通スリーブを通すためにエアコンを取り外したりも、もちろんしません。
そうなると、残りはパテ埋めです。
私はエアコンがどうにか使えるようになってほしかったので、メーカーさんに「どうにか使えるように何とかならないでしょうか?」とお願いしてみたところ、
「今から自分がパテ埋めして帰りますよ」と快く引き受けていただけました。
そんなことまでしていただけるとは思っていなかたので、感激しました。
これでもう、エアコンに振り回される毎日から解放される…!
その後メーカーさんは少々誤差のあったセンサー交換と貫通穴付近のパテ埋めをされてその日の処置が終了しました。
点検から処置終了までの時間は1時間くらいでした。
もちろん費用の負担は全くありません。
点検処置後のエアコンの調子
ちゃんと温度制御してくれるエアコンに生まれ変わりました。
温度制御は完璧です!
そんなところに原因があるとは全く気が付きませんでした。
今回はすごく勉強になりました。
メーカーさん、さすがです。
原因に気が付いてもらえ、さらに処置までしてもらえたので本当に感謝です。
ありがとうございました。
チンチラさん(小動物)が暮らしている部屋のエアコンなので、温度制御ができないと本当に困ります。
これで私が神経を尖らせなくてもチンチラさんが快適に過ごせるので安心しました。
今後の課題
エアコンは平均13年ぐらいが寿命らしいので、今後別の部屋も新しいものに交換することが出てくると思います。
そのときに貫通スリーブが通してあるかを確認して、ないときには通さないといけません。
貫通スリーブの一般的なサイズは決まっているようなので、こちらで用意することも可能かもしれませんね。
別の部屋のエアコンの貫通スリーブも多分通していない可能性が高いと思いますが、今までは極端に温度制御ができていないと感じたことはありませんでした。
それは疑問です。
違うメーカーのエアコンでドライも温度設定できるタイプのエアコンだったために気が付かなかったのかもしれません。
必要以上に電気代がかかっていたことにもなりますが、エアコンを点けているときにどのくらいの電気を使っているかは毎日チェックしていました。
えーっ!?何でこんなに?
って思ったことはありません。
今後は貫通スリーブかパテ埋めで対応すれば完璧に近い温度制御をしてくれて、電気代も無駄にならないことでしょう。
いろいろと気が付かせてくれた出来事でした。
まとめ
新しく購入したエアコンの冷房が冷えすぎていた原因についてお話ししてきました。
センサー異常以外の原因だと素人にはわかりにくいですよね。
使えるエアコンになってくれたので本当に良かったです。
メーカーさんの対応がすごく良かったので、次購入するときも同じメーカーのエアコンにしようと思います。