あの子をお迎えした日のことを覚えていますか?
喜びと希望に溢れていたあの日のことです。
お迎えしたときから、いつか別れが来るのはわかっているはずなのに、別れる覚悟なんてできていません。
大切な家族同様のペットがお星さまになってしまったことはありますか?
相手は人間じゃないのに、悲しみのどん底に落ちてなかなか上がれない。
長い間一緒に暮らして来た家族だから当然です。
私もペットロスになったのでよくわかります。
あの子がお星さまになったことからまだ完全に立ち直ってはいませんが、お星さまになったことはなんとか受け入れることができました。
ペットロスになった人の中には、「もう二度とペットは飼わない」と思う人もいます。
その点、私はどうだったかというと…
「いい出会いがあったら、また一緒に過ごしたい」と思いました。
悲しみの深さは人それぞれ違うと思いますが、決して悲しみが深くなかったからではありません。
その証拠に、「もうあの子が居ないなら、生きていても楽しくない」と思ったり、
「このまま消えて無くなってもいいかも」なんて思ったりもしました。
それでも、あの子に関することは良いこともそうでないことも全部大切な記憶です。
一生覚えておきたい。
だから、せめてあの子がお星さまになったことだけは受け入れられるようにならないといけない…
そう自分に言い聞かせました。
そしてそれができるようになったら、新しい子をうちに迎え入れても、あの子の代わりではなく、大切にできるのではないかと。
あの子がお星さまになったことに関しての記事は、まだ書いていません。
あの子は病気で逝ってしまったので、病気の内容について記事にしてお伝えできれば、どなたかの参考になるのではないかと思っているのですが、まだ気持ちの整理ができていません。
気持ちの整理ができ次第、投稿しようと考えています。
ここからは、私がペットロスになって気付いたこと・お伝えしたいことを書いていこうと思います。
日記形式のブログでは辛いときがある
2018年に愛するチンチラたちの力を借りて自分のブログを開設しました。
初めは日記形式の記事とチンチラの飼い方の記事を両方投稿。
ですが、数ヶ月後に日記形式の記事は止めて、皆さんにためになりそうなことを伝えるHow-to記事(チンチラの飼い方など)に変更しました。
変更した理由は、自分のブログにアドセンス広告(Google AdSense)を貼りたかったからです。
現在のアドセンスは日記形式の記事だと審査に通りません。
ペットを飼っていると毎日が楽しくて、可愛いペットの仕草や行動を細かく書いて投稿したくなるんですよね…(^_^;)
その気持ちよくわかります。
でも、日記形式でないほうがいいこともあるんですよね。
今はつくづくそう思います。
それはなぜかというと、最愛のペットもいつかはお星さまになってしまうからです。
お星さまになってしまうことは、お迎えしたときから決まっていることなのに、一緒に暮らす時間が長ければ長いほどそれが現実から遠のいて行きます。
一緒にいる時間は永遠のものであるかのように錯覚します。
あるいは、妖怪になってもいいからずっと一緒にいてほしい。
そんな願いも空しく、その時は来る。
そして、日記形式の記事を書いていたとしたら記事が書けなくなってしまうのです。
可愛いペットの日記記事を投稿している方のブログが、そんな形で終わるのを何度も見て来ました。
可愛がっているペットの最期の記事なんて、私には読めません。
タイトルで気が付いたときには読まないし、途中まで読んで察知したときにはそこから先は読みません。
自分と重なってしまい悲しくて読めません。
ペットが健康で元気なときの日記記事というのはどれも、一緒に過ごすことの楽しさがリアルに伝わってくるものばかりです。
私もそんな日記記事を書いてきたとしたら…
あの子がお星さまになり、悲しみのどん底であの子の最期なんてとうてい書けないし、もうこれからは生きているあの子の仕草や行動については書くことはできない。
その点、How-toの記事なら大丈夫。
あの子のことだけ書いてきたわけではないので、お星さまになったことには触れないで記事を書き続けることができます。
虹の橋のお話
虹の橋のお話をご存じですか?
愛するペットがお星さまになると、若返った姿で飼い主を待っていて、再会すると一緒に虹の橋を渡って天国に行くというお話です。
本当か嘘かは実際に自分もお星さまにならないとわからないことですが、本当だったら素晴らしいことですね。
愛するペットと再会できたらすごく嬉しい。
また一緒に暮らせるなんて夢みたいですよね。
愛するペットがお星さまになることで一番辛いのは、もう二度と会えないことではないかと思います。
可愛い姿が見られないということ。
ペットは家族なので、居なくなったらショックが大きすぎて精神が不安定になります。
でも、どんなに辛いことがあっても人間は生きていかないといけない。
自分が自分として生きられるのは今生だけだからです。
よく考えたら、自分にもそんなに時間がたくさんあるわけじゃない。
生き物の宿命ですね。
ペットロスのときには要注意
愛するペットがお星さまになってしまったとき、ほとんどの飼い主は後悔で自分を責めてしまいます。
「あの時にこうしていれば良かった…」
「もっと遊んであげれば良かった…」
という具合に。
でも、ペットがどんな状況でお星さまになっても、結局は自分を責めるんだと思います。
だからせめて生きてそばに居てくれる間は尽くしたいですね。
ペットロスで悲しみのどん底にいて、精神が不安定なときにはどうすればいいのか?
非常に難しい問題なんですけど、私はどうしたかというと…
ペットロス関連の本を読みあさりました。
こういう本です。
ペットロス関連の本を読んでみて、中身を全部信じるかというと、そういうわけでもありませんでした。
ただ、「自分もそう思う」というところはいくつかあったので、プラスにはなりました。
人の考え方はいろいろ。
他に気分を落ち着かせられることはないのか?
ネットでとにかくいろいろ検索してみたところ、ヒーリングというのも見付けました。
”生きているペットやお星さまになったペットの魂と交信できる”というやつです。
確かにそういう特殊な能力を持っている人はいらっしゃるかもしれません。
ですが、これ系はでたらめも多いので注意が必要です。
悲しいことですが、人の弱みに付け込んで儲ける人がいます。
自分が弱っているときには、目に見えない世界には注意することです。
実際にヒーリングでお星さまになったペットと交信できる人はいるようですが、それ自体が交信する人の妄想かもしれないし、別の人が交信したら違う結果になるかもしれない。
そういう考え方をするなら”占い”も同じですよね。
「亡くなったペットが使っていたオモチャを別の生きている子に使わせると、亡くなった子と同じ病気になりやすい」というのを聞いたことがあります。
信じたくなる内容ですが、なんか引っ掛かかる。
それって亡くなったペットが嫉妬しているということですよね。
それとも、もともとオモチャ自体に何か悪いものが憑いていたから病気になったということ?
生きているときに家族同様に可愛がっていて、あの子もそれをわかっていたのに嫉妬して生きている子に悪さなんてするのでしょうか?
そんなはずはない。
ヒーリングも占いも、最終的には信じるか?信じないか?ということになってきますが、実際自分に見えないものは嘘か本当かは判断ができないので手を出さないほうが無難です。
特に高額な料金がかかるヒーリングや占いには要注意です。
占いも嫌いではないので、私は無料か低額料金の占いで、結果はいいことだけを信じる!
何でも気にし出したらキリがない。
プラス思考はマイナスの気を引き付けにくいというメリットがあります。
ペットロスで目に見えないものに頼りたくなる気持ち、よくわかります。
でも、そういう状態のときは自分では自覚できていないところにかなりのスキがあるので十分に気を付けてください。
生まれ変わりはある?
人間や動物は亡くなっても輪廻転生をすると言われています。
輪廻転生は信じたいですね。
”亡くなったら終わり”よりは夢がある。
ただ、ほとんどの場合、前世の記憶は無いことが多いと聞きます。
”輪廻転生はある”と仮定します。
すると、ペットロスに陥った人は、「お星さまになったあの子が生まれ変わってまたうちに来てくれないだろうか?」と考えます。
どうしてもあの子にまた会いたい。
このテーマでもネットでいろいろ調べました。
その結果、ペットの生まれ変わり説も、ある・ないの理論がまちまちで信じる?信じない?の世界に近いものなんだな~と思いました。
「あの子が生まれ変わったら、他の家に行かないで、絶対またうちに来てほしい」
「どうしたらあの子の生まれ変わりをうちに迎えられるのか」
「あの子の生まれ変わりはどうやって見付けられるのか」
私がペットロスのときには、そんなことばかり考えていました。
そうするうちに月日は流れ、新しい子をお迎えすることになりました。
偶然が重なった出会いだったことも手伝ってなんとなく、
「あの子がこの子に少し入ってる?」
と思うことがあります。
今生きているこの子にあの子の魂が少し入っているのではないか?と。
たまに出るクセみたいなものがあの子と同じなんですよ。
珍しいクセだから見逃さないんですけど、今までに数回見ました。
今生きているこの子は性格も顔もあの子とは全然違います。
でも、あの子かな?という感覚は間違いじゃないと思っています。
お星さまになったあの子のことは鮮明に覚えているし、あの子がお星さまになった悲しみが消えたわけではないけど、今生きているこの子はこの子としてすごく可愛いのも本当、決してあの子の代わりじゃない。
でもたまにあの子は現れる。
生まれ変わりってこんなふうに出てくることがあるんだ…と思うようになりました。
あの子がこの子を呼んでくれたから今うちに居るような気もしています。
逆にこの子がうちに来ることも初めから決まっていて、この子がうちに来るためにあの子が来たのかもしれない。
ということで、私は生まれ変わりはあると思います。
そして、生まれ変わりにも魂が少し入るときと、全部入る時とパターンがいくつかあるのではないかと。
ペットロスの本の読みすぎかもしれませんが…
まとめ
家族同様のペットが亡くなると、深い悲しみからペットロスになります。
今まで一緒に過ごしてきたのに、それができなくなるなんて考えられないことです。
いつかもっと化学が進歩して、亡くなってもそのままの形をきれいに残すこともできるようになればいいなぁ…と思います。
二度と会えないし見られないから悲しみはいっそう深いような気がしているからです。
現在では亡くなった後、”はく製”にすることもできますが、はく製にするには亡くなってからすぐに冷凍保存しないといけません。
冷凍するなんてできないですよね?
できません(T_T)
そして、”はく製”にできたとしても、今度は飼い主の自分がこの世から去るまでの間にはどうにかしないといけなくなりますよね。
はく製になったあの子だけ残しても、残された人たちは、どうしたらいいのか困ります。
そんなことをいろいろ考えると、やはりちゃんとお葬式をして、火葬したほうがいいですね。
ペット霊園には人間と全く同じような「お葬式」をしてくれるころもあります。
立派なお葬式でしたよ~。
そういう”区切り”みたいなものはとても大事だし必要ですよね。
あの子が居てくれた時間の終わりとあの子が居ない時間の始まりの区切り。
あの子は空から自分の”お葬式”を見て、
「自分はこんなに大切な存在なんだ」
と思ってくれるといいな。
本当にそうだから。
そしてそれはこれから先もずっとそう。
ペットロスになると、出口が見えない暗いトンネルに入ってしまい、毎日がとても辛い。
「もう一生楽しいことなんてない」
そこまで思ってしまう。
ですが、少しずつでも本来の自分を取り戻せることを信じて周りに目を向けてみてください。
新しい出会いがすぐそこまで来ているかもしれません。