こんにちは、norikoです。
チンチラを飼い始めて数ヶ月が経ち、ケージ内のレイアウトが整ってきたら
「他にも何か取り付けられないかなぁ?」なんて思いますよね。
もう大きいものは置けないんだけど、何か寂しい。
そう、天井の辺りが…
ハンモックはどうだろう?
ハンモックに乗っている姿はすごく可愛いだろうなぁ…(*^o^*)
ハンモックにしよう!
ですがこのハンモック、チンチラにはいろいろと問題があるんですよね。
チンチラは何でも齧って味見します。
特に初めて目にした物には興味深々!
齧るだけならそんなに心配はいりませんが、ほとんどの場合は食べてしまいます。
それが自然に排泄されないと、チンチラは体調を崩すことに…
そうなると大変なので、ハンモックを取り付けるならチンチラに食べられにくい素材を選びましょう。
ここからは、ガジガジ度が高いチンチラに食べられにくいハンモックについてお話していきますね。
チンチラに食べられにくい素材
うちで使っている定番のハンモックはアニマル柄の布製のものでした。
取り付けてすぐの頃は案の定、しきりに齧って歯ごたえを確認していましたが、齧って引っ張っても崩れたり糸が出たりしない素材なので食べられずに済みました。
チンチラには齧って引っ張ったときに繊維が崩れにくく糸が出ない素材がおススメです。
ほつれやすい性質の生地やキルティングのように表面を縫ってある生地は、齧ると繊維や糸が出てくるのでチンチラが食いちぎって食べることがあります。
おススメ素材は生地の種類で言うとフエルトやフリースです。
(齧ってもほつれにくい生地なら食べられにくいので、その限りではありません)
チンチラに食べられにくい形(デザイン)
リバーシブルで表が硬めの綿素材・裏がフエルトのハンモックの綿素材の方を表にした状態で1年半くらい経ちました。
何の問題も起きずにいい感じ(^_^)v
チンチラもよく乗ってくつろいでいました。
すっかり使い慣れた家具のひとつになっています。
寒い季節にもなってきたし、新しくモコモコ素材の暖かなハンモックをプレゼントしたくなり、ネットで検索したら良さそうなものが見つかったんですよ。
モコモコで暖かそうなハンモック。
なな尾が喜びそうだなぁ(*^o^*)
なんてワクワクしながら注文しました。
しかし…!?
実際に使ってみると毛足が長い生地のため、引っ張ると繊維が取れやすく、なな尾は齧った後にモグモグしています。
え? もしかして食べてる…? (T_T)
これはいかん。
ハンモックに乗っている姿は極上に可愛いのですが、うちの子には合わない素材だったようです。
未練タラタラでしたが取り外して次の候補に移りました。
次に用意していたのは2段もののハンモック。(進化しましたね!3段ものまで出ていました)
私が購入したものは一段目(一番上)は硬めのサラサラとした布地で、その裏と2段目は毛足の短いベロアのような素材。
取り付けて様子を見たところ、齧って引っ張っても繊維が崩れて取れたりすることもなく、2段目にも入って遊んでいました。
「これはいい! 使えそう」
そう思って喜んだのもつかの間、夜になってチンチラ部屋を覗くとハンモックの吊り金具はケージに引っ掛かったままになっているのに、一ケ所がダラーンと外れて垂れていました。
何が起こったの??
よく見ると、吊り金具に繋がっていた細めの布の部分が一ケ所無くなっていました。
えーっ! どこにいったの?
ビックリしてケージの隅々まで調べましたが布は見つかりません。
大ショック…
言葉が出て来ませんでした。
無い=食べた ということだからです。
なな尾は元気いっぱい走り回っていましたが…
多分、齧って引っ張って取れた繊維を少しずつ少しずつ、食べていったのではないかと思います。
なな尾の胃の中に入ったことは間違いないと判断したので、今どうもなくてもこれから後に具合が悪くなることもありそうです。
応急処置で思い浮かんだのはヘアボールリリーフ。
体内に入った被毛などを柔らかくして自然な排泄を助ける栄養補給食です。
すぐに舐めてもらいました。
「体の外に出てくれればいいけど…」
それから数日様子を見ましたが、お通じが滞ったり具合が悪そうにしていることもなかったので少しホッとしました。
「なな尾、お母さんのせいだね。ごめんね…(T_T)」
2番目の候補も失敗に終わり、とりあえずは一年半何事もなく使い続けたハンモックに戻しました。
それなのに…
釣り紐にあたる部分の布が食べられることを学習したので、元のハンモックの吊り紐の部分を食いちぎる勢いで齧り始め、半分破いてしまいました。
そのままにしていたら、また食べてしまうかもしれない。
使い慣れていたハンモックも危ないので撤去しました。
こうして、なな尾のケージからはハンモックが消えました。
今までずっと取り付けていたので私もなな尾も寂しい。
新しいハンモックに替えようとしたことが裏目に出てしまいました。
一体、どんなハンモックなら大丈夫なんだろう?
吊り下げ金具に繋いである細い布の部分が合わないうことは、ハンモック本体を直接金属(チェーン)で吊り下げるデザインのものじゃないと危険ですよね。
そういうデザインのハンモックを前に楽天市場で見たのを思い出しました。
こういう感じのやつです
この際、楽天市場にこだわらないでもっと広い範囲を探してみよう。
そして、見つけた中でいいと思ったのは鈴木理恵さん(ロイヤルチンチラのマネージャー)がプロデュースしたハンモックでした。
吊り下げ部分は金属のチェーンのみを使用。
まさに、ガジガジ好きのチンチラに齧られてもハンモックが落ちてしまわない作りです。
それに加えて素材もチンチラに合うフエルトのような崩れにくい生地。
さすが! よく考えてあります。
お値段はお高めではありましたが、チンチラの習性を考えて作られたハンモックのようなので、試してみる価値はあります。
思い切って購入することに決めました。
選んだ色はバナナイエロー、幸せの黄色いハンモックです。
4〜5日待つと商品は届きました。
実際のハンモックを手に取ってみると、ふわふわ分厚くてお布団みたいな仕上がり。
これは気持ちいいだろうな(*^_^*)
早速ケージに取り付けてみたところ、なな尾はすぐに興味を示して齧りに行きました。
でも、ビクともしません(^_^) (いいぞ~!)
齧って引っ張っても全然繊維が崩れないので、このハンモックとは長く付き合えそうです。
なな尾は歯ごたえを十分に確認して満足したのか、齧るのを止めてハンモックの上でくつろぎ始めました。
気持ち良さそうだね(*^o^*)
幸せそうな表情だね(*^_^*)
サイズが大きめなので、毛繕いや体のケアがしやすそう。
思い切って買って正解でした。
合わなかったハンモックのリメイク
今回の経験で、チンチラにはどんなデザインのハンモックがいいのかがわかりました。
失敗に終わってしまったハンモックの中で、素材だけは合っているものがあるのでリメイクしてみようかな^_^
吊り下げ金具に繋いである細い布の部分を取り除いて、ハンモック本体に直接穴を開けてハトメ金具を付けたらイケそうですよね。
調べたら、ハトメ金具とハトメパンチ、吊り下げチェーンの延長部分に使う金具は全て100円ショップでも揃いそうです。
まずは2段もののハンモックをリメイクしてみようかと思っています。
2段もののハンモック 吊り下げ部分を布製から金属性にリメイク〈2023年5月8日追記〉
うちの、超ガジガジマン・撫長尾 向けにリメイクしようと思いつつ、月日は流れ1年以上経ってしまいました(^_^;)
早くやらないと~!
そうずっと思いながらも、ハトメ金具を取り付けるときの穴開けにプレッシャーを感じていたため、先延ばしになっていました。
「なんか失敗しそう…」
しかしながら、リメイクに必要なパーツは全部揃えたので、放り投げるわけにはいかない。
それでとうとう、思い切って一気にやりました!
失敗しそうになりながらも、どうにか、どうにかできました。
出来上がりはこんな感じです(^_^)
恐竜柄の2段もののハンモック。
もともと角隅は黒色の細い布が縫って繋いであり、そこに金属の留め具(ケージに吊るすための金具)を繋いだ形になっていました。
うちの超ガジガジマンは角の細い布を食べてしまうので、4カ所全部丁寧に取り除いた後 両面ハトメ金具を取り付けてそこにチェーン(キーリング1コ+リング3コ+留め具1コ)を繋ぎました。
留め具だけはもとから付いていたものを使いました。
本人に披露するのはこれからですが、問題なく使えるといいなぁ。
リメイクしたハンモックを使ってみました〈2023年8月25日追記〉
せっかくリメイクしたからには使ってみないと! と思い、実際に使ってみました。
その結果、使い始めて2日目にハトメから布が外れて、そこを撫長尾くんがガジガジし出したので取り外しました(泣)
ハトメから外れないようなら使えるんですけどね…
直しても、また同じことになりそうだったので断念。
うちの撫長尾くんには、お値段が少々お高くてもロイヤルチンチラさんやプラス工房さんのマーガレットハンモックじゃないとダメみたいです。
いろいろと試してみた結果なので、今後はマーガレットハンモック一筋でいこうと思います。
まとめ
ガジガジマンであるチンチラに食べられにくいハンモックの素材と形(デザイン)についてお話してきました。
チンチラのガジガジ度には個体差があるので、うちのなな尾には合わなかった素材でも大丈夫な子ももちろんいると思います。(うちのなな尾のガジガジ度はかなりお高め)
可愛くて気になるハンモックがあったら、一か八か試してみるのもいいかもしれませんね。
齧っても食べなければOKです。
チンチラと一緒に合うものを選んでいきましょう。