ペットショップや通販のショップでチンチラを見ると、すごく可愛くて、飼ってみたいなぁと思うことはありませんか?
そんなときに考えるのが、温度管理は上手くできるのかな?ということではないでしょうか。
チンチラは暑さにも寒さにも弱い動物です。
チンチラを飼うにはどのような温度管理をすればいいのか、自分の経験を元にお話していこうと思います。
温度管理が難しい?
チンチラは温度管理が難しいといわれています。
エアコンと温湿度計があることは絶対条件ですが、その日の温度次第でこまめにに窓を開けて通風したり、エアコンのタイマーをセットして出かけたり、チンチラの気持ちを考えて温度調節することが必要です。
チンチラを飼い始めた当時から共働きで昼間は家を空けることが多かったため、エアコンのタイマー設定はその日の時間ごとの気温を考えながら慎重に行い、外出先から室温をチェックするためネットワークカメラも設置しました。
うちで使っているネットワークカメラはTenvisというメーカーのもので100万画素です。2年くらい前に6,980円で購入しました。現在は200万画素のものが9,000円くらいで手に入るようです。以前はネットワークカメラは安くても1万円以上はしていましたし、パン・チルト機能付きならもっとしました。
最近はさらにネットワークカメラがお買い得ですね(*^_^*)↓
外出先から家の中の映像がリアルタイムで見られるのは、ペットを飼っている人にはとても便利なことですね。
※昨年SwitchBotのスマートシリーズを導入した際に専用の温湿度計も連携させました。今までは外出先から部屋にある温湿度計をネットワークカメラで映して見ていましたが、現在はSwitchBotのスマホアプリで温湿度計本体の数字をリアルタイムに見ることができます。
チンチラは人間とは違う”ねずみ”で温度管理が難しいと言われてはいますが、”暑い寒い”の感覚は人間と極端に違うわけではないのでは?と思います。
ネットでチンチラに最適な温度を調べると、20℃〜22℃くらいで掲載されていて、湿度も高いのは苦手とされています。
それなら、夏は冷房で20℃まで冷やせばチンチラは快適なのか…?
うーん… 20℃までは冷やさなくてもいいんじゃないかなぁ。
実際、エアコンを使わなくて良い季節の20℃と、冷房を使っての20℃は冷え方が違いますよね。
エアコンの冷房で20℃まで冷やすのは”冷やしすぎ”となり、長時間その中にいるとチンチラの体が冷えてしまいそう。
私は留守中の冷房の冷え過ぎ対策に、夏でもリバーシブルヒーター(ハウスの中に敷いています)のスイッチをオンにして行く日があるのですが、うちの子は喜んでいるようです。
帰宅すると、まんまと入ってるんですよ(^o^)
“温度管理が難しい”と言われるのは、年間を通してエアコンが必要な時期が多いからなのかもしれませんね。
暑さにも寒さにも弱いチンチラなので大変世話は焼けますが、それも可愛いところ。
私が住んでいるのは熊本です。
熊本というところは、夏はすごく暑く、冬は(意外に)すごく寒いです。南方なので冬も暖かいほうだと思われがちですが、冬はすごく寒い…!
チンチラにとってはあまり適した環境とはいえないでしょう。
それでもうちの子は頑張っています。
うちが好きでずっと遊べると思っています。
できるだけ長く一緒に過ごせるように、温度管理には細心の注意を払っています。
チンチラの適温
チンチラを飼育してきた結果、適温と思われるのは21.0℃~22.5℃くらいで、快適な温度では活発に動きまわり、表情も生き生きとしています。
それよりちょっと高い温度の23℃代はどうなのかというと、これがけっこう難しい温度なんですよね。
冷房を入れなくても良さそうな日に、窓を開けて風通しを良くしているときは涼しいのですが、冷房を入れているチンチラ部屋に行ったときに室温が23℃代だと、「涼しい」と思うときと「あまり涼しくない」と思うときと両方あるんです。
冷房を入れているときのことをもっと細かく言うと、「涼しい」と思うのは夜~朝方部屋に行ったときが多く、「あまり涼しく」と思うのは昼~夕方部屋に行ったときが多いんですよね。
部屋の外に風が通らないことや外気温の違い、部屋に差し込む日光の強さなどによってそう感じるのかな?と思います。
それから絶対、湿度も関係していますね。
湿度が60%以上の23℃はチンチラには「暑い」部類に入ります。
そして、人間が「あまり涼しくない」と思う温度はチンチラにとっては「暑い」温度だろうと思います。
あの立派な毛皮ですから(^_^;)
そういった点から、せっかくチンチラ部屋の冷房を点けるなら、昼間は23℃代にならないように管理したほうが良さそうです。
24℃からは間違いなく暑いのですが、湿度が50%以下なら25℃代まではなんとか生存は可能です。(エアコンに異常が発生したときに急いで自宅に帰ったら無事でいてくれました。その間は30分くらい)
しかし、25℃では(動かずじっとしており)チンチラの体に負担がかかり危険なので、間違いなく暑いと思われる24℃以上には絶対ならないように管理する必要があります。
夏の温度管理
夏の温度管理には特に気を遣いますね。
チンチラのケージを置いている部屋の温度は頻繁に確認します。
エアコン・ヒーター(外出時の冷え過ぎ対策)で温度管理
チンチラは暑さにも寒さにも弱い動物です。
熊本の夏の最高気温は36℃くらいですが、エアコンを点けないと絶対無理。
平日は仕事に行くので朝からその日の時間ごとの気温を確認し、それに合わせてエアコンの冷房のタイマーをセットします。
※現在はSwitchBotのスマートリモコンを自宅に設置しているので、エアコンの操作が必要なときには外出先からスマホの遠隔操作でエアコンを操作しています。詳しくは↓
チンチラのケージを二階に置いていたときの話(現在は一階です)
外気温が23℃になると、室温もチンチラには暑い温度になることが多いのでエアコン(その日の湿度によって冷房か冷房除湿かを決めます。チンチラの場合、ずっと冷房除湿でもいいんじゃないか?とも思います。まぁ、その辺は別に除湿機を単体で置いているならそれとのバランスもありますよね。うちはチンチラ部屋に除湿機は置いていませんので、自然と冷房除湿を使うことが多くなります)を入れますが、うちでの設定温度は26℃が多く、25℃にすることは稀です。
25℃にすると一番暑くなる時間帯に冷えすぎてしまいます。(※今は遠隔操作ができるので、外出先で設定温度をその都度変更しています)
設定温度が26℃だと電気代も高くならないので助かります。
しかし、これは設置しているエアコンの種類や部屋の広さ・部屋がある位置などにもよりますので、研究して最適な設定温度を見付けてくださいね^_^
チンチラのケージは二階に置いていますが、二階は一階よりも熱がこもりやすく日が当たるので、最高気温35℃くらいの日は設定温度26℃でエアコンを稼働させると室温が20℃まで下がります。
そして、一番暑い時間帯を過ぎていくと室温は20℃から24℃くらいまで上がっていきます。
チンチラにとって”20℃は寒くないのかも”とは思いますが、夏に冷房を使った場合の適温は21.0℃〜22.5℃くらいだと思いますし、エアコンで冷やした20℃の中に長時間居ると体が冷えすぎると思うので、外出して室温の調節ができないときはハウスのヒーターのスイッチを入れておくなどの工夫をします。
チンチラは頭のいい動物なので、ヒーターが敷いてあるハウスの中が暑いと感じたら外に出て快適な場所を探して移動します。
自分がエアコンで冷えすぎた状態をイメージしてみます…
寒くてもエアコンのスイッチを消せない→ 好きな時に温かいヒーターの上で温まる→ 暑くなったらヒーターのあるハウスから出て涼む
この繰り返しで体が冷えすぎるのを防ぐことができます。
今現在チンチラのケージは一階に置いていますが、夏は冷房(または冷房除湿)を入れて室温が21.5℃~22.5℃くらいを保てるようにしています。
自分で調べた情報やチンチラの様子を見てきて、なんとなくそれくらいがいいのかな?と思います。
私が思う適温を保つためにうちで使う設定温度は(状況に応じて)22℃~25℃、風量と風向きの上下は自動です。
エアコンの機種は二階の部屋にあるものと全く同じなのですが、日中の日の当たり方が全然違うので26℃設定ではチンチラが快適に過ごせる温度を保てません。
冷房の効き具合は、外気温が同じでも部屋に日光が当たる時間の長さや天候(晴れか曇りか)によっても変わります。
秋が近づいてくると、日中はすごく暑いのに夜~朝にかけては暑さが収まってきます。
でも冷房を消すと暑いので、やっぱり冷房は点けておく必要があります。
こんなときは微妙な外気温…なんですよね。
チンチラが部屋が涼しくなるよう設定温度に注意しましょう。
エアコンから遠い場所にはペットボトルの冷房
アパート住まいなどでエアコンが一台しかなく、二部屋を一台で賄わなければならない場合にはペットボトルの冷房が役に立ちます。
以前アパート住まいのときにどうにかしなければならない状況になり、考えて形になったものです。
ペットボトルの冷房は、容量2ℓの空のペットボトルに水道水を7分目~8分目まで入れてフタをしたものを凍らせて作ります。
それを、チンチラ一匹に対して一本使います。
100円ショップで売られていた上の写真のような高さのある金網(足は折り畳めます)に、凍らせたペットボトルにタオルを巻いて斜めに置き、ケージの天井に設置します。
巻いているタオルには、水滴が落ちてチンチラが濡れるのを防ぐ役割があります。
チンチラは物を齧る習性があり、ケージの天井に直接金網を置くとその上のタオルを齧る恐れが出てきます。
そうならないためには足があって天井と金網の間に隙間があり、チンチラの口が届かないようにする必要があります。
この方法を使う前にテストをしましたが、ケージの中から手を入れて確認したところ、金網の下に冷気が落ちてきていてとても涼しく感じました。
設置する位置は、チンチラがくつろぐステージの真上がおススメです。
これを設置すると、勘のいい個体はすぐに気付いてステージに上がり、体温を調節します。
外出先から室温をチェックする
エアコン冷房のタイマーをセットして正常にスイッチが入っても、その後落雷などで停電してしまうと復旧後もスイッチが切れたままになるので、外出しているときも定期的に室温をチェックします。
室温を確認したときの温度に異常を感じたら(例:あれ~?冷房23℃を入れているはずなのに室温が25℃なんておかしいな…など)、停電してエアコンが止まったのかもしれません。
そんなときはスマホで自宅付近の停電情報を調べると同時に、エアコンがちゃんと点いているかを確認しましょう。
停電復旧後エアコンは元のように点かないので、点ける作業が必要になります。
外出先からエアコンが点いているかを確認する流れは次の通りです。
☆ネットワークカメラで室温をチェック→温度が異常ならエアコン吹き出し口の確認→エアコンが消えていたら即帰宅
外出先からの室温チェックにはネットワークカメラが最適で、暗視機能も付いているので昼夜関係なくスマートフォンで室内を見ることができます。
ほとんどの場合は温度計のチェックですが、パン・チルト機能が使えるのでカメラを回してチンチラの姿やエアコンの吹き出し口が開いているか等のチェックも可能です。
エアコンの吹き出し口をチェックして閉じていることが判明したら、急いで家に帰りましょう。
また、エアコンが点いているのに温度が下がらない!?
エアコン本体の異常が考えられます。
こんなときも即帰宅しましょう。
チンチラが危ない!!
☆SwitchBot・温湿度計で室温をチェック→温度が異常ならエアコンの吹き出し口の確認→エアコンが消えていたらSwitchBot・スマートリモコンを遠隔操作してエアコンを点ける
SwitchBot専用の温湿度計を連携させているのでアプリを開くだけで温度を確認することができます。
温度に異常を感じたら、チンチラ部屋に備え付けのネットワークカメラをパン・チルト機能で動かしてエアコンの吹き出し口を確認。
吹き出し口が閉じていたら停電などによりエアコンが消えているので、SwitchBot・スマートリモコンを遠隔操作してエアコンを点けましょう。
再度エアコンの吹き出し口を確認してエアコンが点いていたら、室温が適温になっていくのを随時確認していきます。
しかしエアコンの吹き出し口が開いていなかったり、点いいても温度が下がらないときはSwitchBotのトラブル、またはエアコン本体に異常が発生しています。
急いで家に帰りましょう。
あと、停電情報を調べたときに長時間復旧しないと判断した場合も急いで家に帰りましょう。
チンチラが危険です。
エアコンの異常に気を付ける
これまでの経験からすると、エアコンが正常に稼働していれば設定温度26℃でも暑い時間帯に室温が25℃以上になることはありませんでした。
以前一度だけ25℃代になったことがあり、おかしいと思い調べてもらった結果、やはり異常がありました。
内部の掃除の時期がきており、正常に冷たい風を出すことができなくなっていたのです。
チンチラの毛は柔らかくて軽いので飛び散りやすく、夏はエアコンをフル稼働させるため、かなり内部が汚れます。
その後、専門の業者さんにエアコン内部の掃除をしていただいて、冷え方は正常に戻りました。
夏の高温は、チンチラの命に関わるので絶対に失敗したらいけないと肝に銘じています。
冬の温度管理
チンチラは冬眠しない
ハムスターは寒さが自分の極限まで達すると冬眠して命を守ることができます。
以前ハムスターを飼ったとき、朝気が付いたら動かなくなっていたことがあります。
動揺しながらよく見ると”おひげ”が微動していました。
その日は気温が予想よりも低かったので、もしかしたらこれは冬眠?と思い、ストーブの前で温めてみると、だんだん動くようになり元通りに復活しました。
チンチラもハムスターと同じ”ねずみ”だから冬眠しそうなものですが、チンチラは冬眠しません。
寒さが極限まで達してしまうと命が危険です。
ヒーター・毛布・エアコンで温度管理
冬の温度管理は、ハウスに敷いてあるヒーターとケージに掛ける毛布とエアコンの暖房の三点でまかないます。
室温16℃まではヒーターと掛け毛布の二点で管理し、16℃をきったらエアコンの暖房も点けます。
外出時は夏と同様エアコンのタイマー設定SwitchBotのスマートリモコン(遠隔操作)で管理します。
ヒーターを点けて行けば、外出しても室温管理には夏ほど過敏にならずに済みます。
※現在、敷きヒーターはSwitchBotのスマートプラグに繋いでいるので、スイッチを入れたり消したりも外出先から遠隔操作でできるようになりました。これはすごく便利!
暖かい場所がひとつでもあれば、チンチラはお利口さんなので寒いときはそこに移動します。
停電が起こった場合も、復旧後エアコンは止まっていても通電すればヒーターだけは復旧するので助かります。
※SwitchBotのスマートリモコンを設置したので、停電復旧後は外出先からエアコンを点けられます。
エアコンの暖房についてですが、うちは基本的にエアコン暖房の温度は20℃に設定しています。
チンチラの部屋だけでなく、自分たちの部屋も^_^
20℃の暖房は省エネ温度なので電気代がかなりお得だし、意外と暖かいですよね。
ただ、夜中から朝方にかけて-1℃とか-2℃になる極寒のときはチンチラ部屋の暖房は状況に応じて設定温度を上げています。
※夜中じゃないのに極寒のときもありますよね(^_^;)(氷点下のとき)そんなときはもちろん設定温度を上げます。20℃では温まりません。
チンチラのケージの近く(床置き)に置いている温度計が15℃を保てるくらいまで。
外気温が同じ温度でも、時間が経つにつれてさらに冷え込んでいく感じがするので注意しています。
でも、自分たちの部屋は20℃のまま。
着込んで完了! (^o^;)
こんな感じだったのですが、先日(2023年1月28日)の早朝チンチラ部屋に入って温度計をチェックすると温度が思ったよりも低い。
「えーっ? なんで?」
その日は最低気温がマイナスだったので、早朝のエアコン暖房の設定温度は自動で24℃になっているはずなのに、なんだか暖まり方が弱い。
それで、エアコンの吹き出し口を見てみると、風向きが上になっていました。
そう、風向きが上になっているから温度が低いんです。
温度計はカーペットの上(部屋の一番低い位置)に立てていますからね。
初めに下向きで部屋を暖めた後、上向きで止まっているんでしょう。
風向きを自動に設定するとこういう動きになるんですね。
下の方が冷えてきたらまた下の方も暖めてくれるのかと思っていたのに。
見ていないときに上、下って交互に動いてくれているのかもしれませんが、それにしても下の方がエアコンの設定温度相当の暖まり方をしていないんですよね。
極寒の日だったから気が付いたんだと思いますが、それなら風向きは自動じゃないほうがいいのかも?
ということで、再度ネットでエアコン暖房の推奨される風向きについて調べてみました。
すると、センサー付きのエアコン以外は60°以上下向きがいいとなっていました。
前に調べたときにはセンサーという言葉が出てきていなかったので、私が勘違いして自動の方を選んでしまっていたと考えられます。
風向きを下にすることで、床付近の空気を暖めるとそれが上に流れ、今度は冷たい空気が下に流れ落ちるので効率よく部屋を暖めることができますし、常に部屋の下方も暖かい状態が保てます。
風向きを下にしてからは、バッチリ暖まってますよ。
それから、夜~朝にかけてはケージの前面にも毛布を掛けて、なるべく風が入らない状態にしますが、私はチンチラの飼育に関しては神経質なほうなので、前面の一部は空気が通るところを少~し開けておくことにしています。
毛布も多少は空気を通すと思うので、一晩くらいなら酸素不足にはならないとは思いますが、一応念のため…
やはり空気穴を作っておいたほうがいいですね。
【2021年5月5日追記】
今まではケージに直接毛布を掛けていましたが、赤ちゃんチンチラをお迎えしたので直接掛けることは止めました。詳しくは↓
春秋の温度管理
室温に応じて、窓・カーテンの開閉・エアコン稼働とヒーターで温度管理
熊本は春秋という過ごしやすい気温の季節がすごく短いです。(他の県はどうですか?)
比較的過ごしやすい春秋は、気温に応じて窓を開けての通風やエアコン稼働とハウスに敷いているヒーターの電源オン・オフで管理します。
最高気温22℃、最低気温15℃のような日はチンチラは過ごしやすいと思うので、空気の入れ替えも兼ねて”窓を開けて通風するだけ”というのもいいいですね。
あと、カーテンの開け具合によっても室温が変わるのでカーテンの開閉も利用します。
仕事が休みで家にいる日に窓を開けると、気持ち良さそうに風に当たりながら小鳥の声を聞いています。
チンチラは音に敏感なので、外から聞こえる音が”騒音”のときは注意して窓を閉めます。
春秋は比較的過ごしやすい季節ですが、やはりエアコンは必須ですね。
チンチラ部屋の温度や湿度が適正範囲に収まらないときはエアコンが必要です。
夏冬と違うのは、寒暖差がある日は一日の中で冷房(又は冷房除湿)と暖房の両方を使うことがあるところです。
夜中~朝方にかけては暖房を使い、昼間は冷房を使うという日がたまにあります。
日光浴は好きでも直射日光に長時間は厳禁
チンチラは夜行性なので、”日光は必要ない”というイメージが初めあったのですが、調べてみるとそうではありませんでした。
チンチラは全く日が当たらない場所に居ると、「ビタミンDが吸収されない→カルシウムも吸収できない」という事態になるそうです。
これは部屋のカーテンを開けて日が差すようにしたほうが良さそうですね。
日光に対してのうちのチンチラの様子はどうなのかというと、
カーテンを開けて部屋に日が差すととても喜びます。
ただ、直射日光が当たる場所に放置すると1時間ほどでも命に関わることがあるので厳禁です。
ケージごと日の当たる場所に一時間置いていたら、熱中症で脱水症状になったというのを聞いたことがあります。
飼い主さんは、日光浴させてあげているつもりだったそうです。
こうならないためには、チンチラを外に出して日光浴させることは考えず、部屋の中でレースのカーテン越しに日光浴を楽しんでもらうようにします。
冷蔵庫に入れて身体を冷やします。
まとめ
- チンチラの温度管理は難しくはありませんが、常にまわりの温度変化を細かく気にしておく必要はあります。
一日の最低気温と最高気温は必ず調べて頭に入れておきます。
外出中に携帯のアプリでチンチラ部屋の室温をチェックできるネットワークカメラ、最近は性能が良く安価なものが多くてすごくおススメです。(SwitchBotのスマートシリーズを導入して温湿度計を連携させるのもおススメ!) - 長年観察した結果、チンチラが過ごしやすい温度は21.0℃~22.5℃だと思います。
- 夏の温度管理はエアコンの冷房か冷房除湿で行い、外出時には自宅に設置してあるSwitchBotのスマートリモコンを遠隔操作して適温を保ちます。
日本でチンチラを飼おうと思ったらエアコンが必須です。
一台のエアコンで二部屋冷やすような環境ではペットボトルの冷房が役に立ちます。
また、外出時にはエアコンがちゃんと稼働しているか、ネットワークカメラで自宅の温度計をチェックする必要があります。
停電した場合、復旧しても元のようにエアコンが点かないことや、エアコンの故障等で正常に機能しないときのことも気にしておきます。 - チンチラは冬眠しないので寒さにも気を付けます。
冬の温度管理はヒーター・ケージに掛ける毛布・エアコンの暖房で管理します。
室温が16℃以上のときはヒーターと掛け毛布で管理し、それ以外はエアコンの暖房を入れます。
一日を通して気温が低いときは、暖房はもちろん入れ放しです。
我が家のエアコン暖房の設定温度は基本的には家計にやさしい20℃で、風向きと風量は自動にしています。
ただし、極寒時(気温が氷点下のとき)は室温が15℃くらいを保てるように設定温度を上げるようにします。 - 春秋の温度管理は窓・カーテンの開閉・エアコン稼働とヒーターで行います。比較的過ごしやすい季節ですが、やはりエアコンは必須です。
チンチラにも日光が必要です。日に当たらないとビタミンDが吸収されずにカルシウムも吸収できなくなります。チンチラは意外と日光浴が好きです。部屋の中でレースのカーテン越しに日光浴を楽しんでもらうようにしましょう。晴れた日に外に出すと直射日光が当たり、熱中症になる可能性があるので危険です。