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チンチラの冬の温度管理に欠かせない掛け毛布。
お部屋には暖房を入れますが、毛布も掛けておいた方が安心です。
でもチンチラは好奇心旺盛なので、ケージに直接毛布を掛けるとケージ内に引っ張り込んで齧ります。
チンチラが赤ちゃんや子供の場合は特にそうです。
うちで飼い始めた赤ちゃんチンチラの初めての冬、ケージに毛布を掛けると予想通りの展開に。
「あぁ…毛布は齧らないで~!」
齧るだけならいいんですけど、食べちゃったりもするんですよね…
「何でも齧って味見してみたい!」と思っているように見えるから心配です。
食べた毛布がお腹の中で詰まってしまったら大変。
どうしよう…
何かいい方法はないのでしょうか?
ケージを囲んだメタルラックに毛布を掛ける
もともとメタルラックが大好きな私はメタルラックをケージよりも大きく組み立てて台を作り、そこに毛布を掛ける方法を思いつきました。
名付けて掛け毛布ラック!
メタルラックで台の形を作るなら、少なくとも棚板が1枚、足になるポールが4本必要になります。
一番上にだけ棚板を取り付けることをイメージすると、下にポールを4本繋げるだけだとグラグラして不安定になりそう。
その問題をクリアするためには補強バーも必要ですね。
うちで使っているケージはSANKO・イージーホーム80ハイなので、けっこう大きな掛け毛布ラックを完成させないとケージに触れない状態で毛布を掛けることはできません。
早速ケージの寸法より大きな掛け毛布ラックを作るための研究に入りました。
パーツをひとつずつ買う?それともセット物を買う?
棚板1枚とポール4本を組み立てるのが一番簡単ですが、
ケージの外寸がW81cm×D50.5cm×H84cmなので、棚板は81cm×50.5cmよりも大きくなければいけません。
そうなると、毛布を掛けても毛布がケージに掛からないようにするには棚板が91cm×61cm以上は欲しいところ。
前後左右に5cm以上余裕をもたせる計算です。
まずはネットで91cm×61cmの棚板のみの販売を探しましたが見当たりませんでした。
次にセット商品を探したところ、91cm×61cm・高さ179cmの5段のメタルラックが13,000円で出ているのを発見。
でも、棚板は5枚も要らないし、高さも値段も高すぎるような…!?
179cmで組み立てて、”一番下にくる棚板をケージよりも高い位置に取り付ける”という手もあるんですけどね。
残りの棚板はその上に取り付けるようにすれば、棚に飼育用品を収納することもできるので悪くはないんですけど、ラックが大きくなると今度は毛布の掛け方をよく考えないと防寒の役目を果たしてくれなくなりそうな…??
やっぱり、掛け毛布ラックの高さはケージの高さ+10cmぐらいに収めたほうが良さそうです。
高さ179cmのメタルラックのポールは、半分の長さの90cmを2本繋いであるのではないかと思います。
それを半分だけの90cm(1本だけ)使ってキャスターを付ければ95cm以上にはなりそうなので「この方法でイケるかな?」とも思いましたが、使わない棚板4枚の収納場所を考えないといけなくなるので止めました。
どうしようかなぁ…
割安なセット商品で高さが合うものを探す
91cm×61cmの棚板で掛け毛布ラックを作ることは諦めて、棚板を繋いで81cm×50.5cmより大きくしたらどうだろう?と思いました。
部屋の中のケージ付近のスペースが許せば大きくなることは構いません。
自作の掛け毛布ラックはケージがちゃんと収まって、前後左右に5cm以上の余裕ができることが条件。
SANKO・イージーホーム80ハイの高さは84cmなので、掛け毛布ラックの出来上がりの高さは90cm以上は欲しいですね。
再度ネットで高さが一番合いそうなセット商品を探してみると、キャスター付きで高さが95cmというものを見付けました。
これならお値段もリーズナブルだし、棚板3枚をジョイントパーツで繋いだらケージより大きいサイズになります。
数字にすると108cm×61cm、前後の余裕が5.25cmずつ、左右の余裕は13.5cmずつ。
左右の余裕が予定よりも大きいけど、まぁいいか。
余裕は大きい方が毛布を引き込む確率が低くなるので返っていいかもしれません。
チンチラちゃんの口は毛布には届かないよ~(^o^)v
他に必要なパーツを揃える
基になるセット商品が決まったので、次は追加で買う必要のあるパーツを考えます。
今回イメージした掛け毛布ラックを完成させるために必要な追加パーツは以下の6種類になりました。
①棚板3枚を連結するためのコネクター4個(1袋2個入りなので2セット)380円×2セット=760円
➁ケージの前面に掛けるメッシュパネル1枚(90cm×45cmあれば大丈夫)1,589円
※掛け毛布ラックの後ろ側にできるだけ余裕をもたせて設置したかったので、前面にはメッシュパネルを掛けた方が毛布の引き込みができにくい状態になるのではないかと思いました。
➂メッシュパネルを引っ掛けるためのコネクター4個(①のコネクターと同じ商品)760円
➃棚1段のメタルラックを2つ作るので90cmポールを4本。(セット商品だけでは4本足りません)509円×4=2,036円
➄”95cmの高さに棚板1枚”の構造なので、そのままだとポールがグラグラして不安定です。そうならないように61cmの補強バーを4本(左右の棚に2本ずつ)496円×4=1,984円
⑥キャスター1セット(4個入りで内2個はストッパーロック付)711円
そして、これを作るのに一体いくらかかったのかというと、メタルラックのセット商品が3,480円なので追加パーツを含めると全部で11,320円!!(けっこう高くなってしまいました。ごめんなさい。)
掛け毛布ラックが完成
無い知恵を絞って、どうにか形になった掛け毛布ラック。
棚1段のメタルラックを左右対称の合計2つ作り、真ん中の棚板はコネクター4個で引っ掛け(引っ掛けただけ)、前面のメッシュパネルもコネクター4個で引っ掛けて完成!!
写真でなんとかおわかりいただけますか?
費用はけっこうかかってしまいましたが、これで毛布を引っ張り込んで齧ることはなくなったので良しとしました。
冬でも毛布を掛ける必要のないお昼の時間帯には、真ん中の棚板とコネクター(メッシュパネルも)を外しておくと必要な時は左右のメタルラックを外側にスライドできるので、ケージの天井の開け閉めにも差し支えはありません。
左右のメタルラックは孤立しているので、外側にスライドさせることも、ケージから外して別の場所に置くこともできます。
組み立てる前は、キャスターは「高さに余裕を持たせるために付けたほうがいい」という程度でしたが、横にスライドさせることが多いので付けておいた方が便利です。
メタルラックは風通しが良くて見た目もシルバー色でとてもきれい。
ケージに重ねると中のチンチラちゃんが見えづらいということもありません。
掛け毛布ラックが必要ない夏には解体してしまっておくのもいいし、気にならないなら年中置いておいても良さそう。
やっぱりメタルラックは優れものですね。
実際に毛布を掛けてみる
実際に、完成した掛け毛布ラックをケージの周りにセットして毛布を掛けてみました。
う~ん、なかなかいいよー!!
SANKO・イージーホーム80ハイはけっこう巨大なので、掛ける毛布も大きいサイズのものが2枚は必要です。
昨年の秋にAmazonでマイクロファイバーの大判毛布が処分価格で出ているのを見つけて2枚買っておいたんですよね。
それが役に立ちました。
大きさは180cm×200cm、色は派手派手~な赤。
色が派手すぎ?とは思いましたが処分価格ですから気にしない気にしない。
1枚880円。
気に入った色が欲しいならお金をもっと出せば~!?の世界ですね(^_^;)
話を戻します…
まずはその大判毛布2枚を掛け毛布ラックのサイドが全部隠れるように掛け(ズレ防止は洗濯バサミで!)、余りの真ん中は重ねます。
そのとき後ろ面の毛布がズレないように、ラックのポールに大きいサイズの洗濯バサミ(25mmポールが挟めるもの)で2カ所留めます。
最初に掛けた1枚目の大判毛布だけポールに留めればOKですよ♪
あとはピンポイントで必要だと思ったところを普通の大きさの洗濯バサミで留めておきます。
必要最低限でも、たくさんでもお好みでどうぞ。
後ろ面についてですが、後ろ面は最大限にケージから離してラックを設置している(ラックの前面をケージに引っ付けて設置しているということ)ので、前面のようにメッシュパネルを掛けなくてもチンチラちゃんの口は毛布には届きません。
そして最後に普通の大きさ(シングルサイズ)の毛布を真ん中に1枚掛けたら完了です。
全部で掛け毛布は3枚。
空気穴も確保しないといけませんが、うちは最後に掛ける普通の大きさの毛布が昔飼っていたハムスターが齧って穴を開けたものなので、その齧り穴が空気穴の役目を果たしてくれています^_^
普通は破れた毛布は使いませんので、前面に垂らす毛布の長さを調節すれば空気穴を確保することができます。
中が暗いのでライトを置く
掛け毛布ラックに毛布を掛けるのは夜~朝の間なのですが、部屋の豆電球を点けていても毛布が光を遮るので暗いかなぁ…
うちみたいに毛布に齧られ穴(空気穴)が開いている場合でも、豆電球だけだとちょっと暗いし寂しいかも。
人間の生活に必要な明かりはチンチラにとっては眩しい(特にアルビノちゃんには)だろうと思うので、そこまで明るい光は要らないにしても、もう少し明かりが欲しい…
ということで、チンチラちゃんに眩しくない明るさのライトが欲しい!
楽天市場で探したらいいものが見つかったので、早速購入しました。
チンチラじゃなくてハムスターをイメージしているようですが、どちらにしてもネズミには間違いありません。
かわいいですよ~(*^o^*)
調光・調色ができるので重宝しています。
サイドはケージと掛け毛布ラックの間が13.5cmあるので、向かって左側にちょこんと置いてます。
サイドに余裕があって良かった。
明るすぎない電球色がチンチラちゃんをそっと照らしてくれます。
まとめ
掛け毛布ラック、いかがでしたでしょうか。
そんな大げさなもの、わざわざ作ったの?
と言われそうな、毛布を掛けるためだけのメタルラックです。
それだけのために11,320万円も使ってしまいました(^_^;) (親バカなんでしょうか)
ケージに直接掛ける「オーダー・ケージカバー」という優れものもあり非常に魅力的でしたが、毛布が布に変わっただけのなので結局はケージの中に引き込んでしまいそう…
かなり惹かれて迷いましたが諦めました。
チンチラも大人になるにつれて、布や毛布に慣れて食べてしまうことは少なくなっていきそうですが、赤ちゃんの頃から飼い出して、ケージに毛布を掛けた初日に引き込んで齧る姿を見てしまうと放っておけませんでした。
夏は使わないので崩してしまっておく予定でしたが、メタルラックは隙間が多く光も風も通すので、そのまま置いておいてもいいかな。