こんにちは、norikoです。
うちで飼っているチンチラのなな尾くんの鼻の上に小さなハゲが…!!
それに気が付いたのはけっこう前のことでした。
そうですね… 五カ月くらい前かなぁ。(現在2021年10月なので5月に発見)
とても元気が良く、どこにでも入り込んでいくような子なので、どこかに挟まって毛が抜けたのかもしれない。
痒そうでもないし…
病院には行かずに様子を見ることにしました。
その後、相変わらず食欲は旺盛で脱毛は広がることなく数ヶ月が経過。
でも、毛は生えてこない。
鼻の上にポコッとハゲが…
すると先日の夜、尻尾が一部ハゲていて、赤くなっているところがあるのを発見しました。
赤くなっているところは自分で噛んだのでしょう。
痒いのかな…
尻尾の脱毛は鼻の上と違い、細長いけど範囲が広く、明らかに皮膚が露出しています。
こうなると、病院行き確定ですね。
怪我かもしれませんが、真菌症の可能性が高い。
翌日病院に連れて行くことに決めました。
なな尾、初めての病院
ケージのお掃除は朝やりますが、時間がかかるので毎回キャリーケースにおやつと牧草を仕込んで入っていてもらいます。
なな尾はとても食いしん坊なので、おやつを仕込めば喜んで自分から入っていく(^o^;)
お掃除に時間がかかるのも知っていて、おやつや牧草を食べ終わった後はのんびりと寝て待っています。
病院に連れていくときはキャリーケースに入ってもらわないといけないので、キャリーケースにすんなり入ってくれると助かるんですよね。
キャリーケースに入るまでは毎日のことなので余裕な なな尾ですが、車での移動と病院での診察を怖がらないか心配でなりませんでした。
車での移動中に運転席から様子を見ると、キャリーケースの中でくつろいでいるのが見えました。
「おぉっ!くつろいでいる…余裕の貫禄」
病院に着き、診察室に入るとまずは体重測定です。
チンチラが入るくらいの大きさの箱に入れられて体重計へ。
体重は795gありました。
やっぱり太ってる(^_^;)
「ちょっと…肥満ですね」とは言われなかったので、肥満ではないみたい。
体重測定が終わると、次は診察台の上に乗せられました。
暴れないかと心配していましたが、大人しい。
落ち着いていました。
お利口さんだね(*^_^*)
脱毛の原因は?
院長先生はまず鼻の上の脱毛部分を調べられました。
「ウッド灯」を使っての真菌検査です。
鼻の上にウッド灯をかざすと先生が、
「ここには菌はいないように見えますね…」
真菌がいるところは蛍光色に発光するとのことで、
「一緒に見てください」
ウッド灯をかざしたところを私も覗き込みました。
う~ん、光ってはいない。
真菌(カビ)じゃないのかな?
次は尻尾の脱毛部分にウッド灯をかざし、
「あぁ、こっちは光ってますね」
尻尾にかざしたウッド灯を覗いたら、露出している皮膚全体が光っているのが見えました。
先生が、「やっぱりカビですね。鼻の上はあまりひどくはないようですけど」
検査の結果、なな尾の脱毛は真菌(カビ)によるものと判明しました。
あぁ、なな尾くん…真菌症なんだね。ごめんね…
あと、真菌症の患部を掻いたことにより、別の場所に飛ぶことがあるそうなので、脱毛の範囲が狭いうちに治療を始めたほうがいいということですね。
真菌症の治療薬
真菌症の治療薬には塗り薬と飲み薬があり、初めは塗り薬から試すことになりました。
私も、なるべく飲み薬は避けたいところです。
塗り薬を2週間使ってみて、2週間後に再検査して効き目が薄いようなら飲み薬に替えましょう ということでした。
ネットで調べたところ、真菌症というものはなかなかしぶといようなので、
「2週間じゃなくて1ヵ月くらいは塗り薬でいいんだけどなぁ…」
と思いましたが余計な事は言わないでおきました。
診察の最後に、先生が塗り薬の説明をされて なな尾に薬を塗ってくださいました。
そのときだけはバタバタと暴れた!
なな尾、お薬を塗らないと治らないんだよ。
真菌症になる原因
ケージのお掃除は毎日欠かさず時間をかけてやっていますが、先生にお掃除の仕方に問題があるのか聞いてみました。
先生がおっしゃるには、
「若い個体は皮膚が弱いので、空気中のカビが体に着いて繁殖してしまうことがあります」
とのことですが、
ケージのお掃除に若干問題があるかも?ということは無きにしもあらずだと思うので、それも忘れないようにします。
あくまでも、それぞれの先生の考え方次第で言い方は変わってきそうです。
こちらに気を遣われる先生だから、
「あなたのお掃除の仕方だけが原因じゃなくて、空気中のカビが原因のときもありますよ」
となるんでしょう。
先生、お気遣いどうもありがとうございます。
余談ですが、以前違う先生に別の子の診察を受けたときに、
「ケージのお掃除はされてますか?」
と言われたことがあります。
そのときは怒りこそ沸いてはきませんでしたが、何とも言いようがない気持ちになりましたね。
診察を受けた子の年齢が13歳だったんですけど、そう言われるとこちらからすると、
「掃除しないわけないじゃない」
と思ってしまうんですよね。
言葉の言い回しというのはすごく難しいものですが、
せめて「お掃除はどんなふうにされてますか?」
と言ってもらえれば…
怒りはしませんでしたが、正直少々不愉快になりました。
それでも、表面上は何ともないフリ。
その後の処置をスムーズに進めてもらうための演技です。
お薬ぬりぬりタイム
「1日に1~2回お薬を塗ってください」
ということだったので、自宅では朝と夕方塗ることにしました。
お薬タイムは格闘しないといけません。
ニオイが嫌いなんだと思います。
そんなにニオイはきつくはないんですけど、チンチラは敏感ですからね。
それでも塗らないと治らないので、お母さんは強いですよ。
鼻の上と尻尾なので塗りやすいほうの場所だとは思います。
尻尾の脱毛部分にはサークルで狭い囲いを作ってスキを見てサッと塗ることにしています。
逃げ回るのでなかなか塗れないこともありますが、気長にタイミングを見計らいます。
しかし、鼻の上はガシッと捕まえないと塗れません。
お母さんのことを嫌いにならないでね…
と思って少々気にしていましたが、当の本人は引っ張らない性格らしく、お薬ぬりぬりタイムが終わると
「もう終わったな」
と機嫌を直して遊びに寄って来てくれるので、ホッとしています。
なな尾、ありがとう。
早く治るといいな。
真菌症の再診察
11月10日に再診察に行きました。
初回の診察時に先生から「2週間後にまた連れて来てください」と言われていましたが、それから3週間経過していました。
ウッド灯で真菌の様子を確認したところ、前回よりも蛍光色に光っているところは少なくなっていたし、他の場所に飛んでもいないことから飲み薬は必要ないとのこと。
あぁ、良かった…
できれば飲み薬は飲ませたくなかったのでホッとしました。
小動物に飲み薬は強すぎることが多いんですよね…
真菌症は治ったとしても、胃腸の働きが弱ると大変。
今回はこちらの希望通り、飲み薬は避けられたので良かったです。
真菌症は完治するまでに時間がかかると思うので、気長に塗り薬で対応していこうと思います。
まとめ
幼い頃から食いしん坊でどんどん成長していった なな尾ですが、真菌症になっていることが判明しました。
再診察までに少しでも良くならないと、飲み薬になってしまうので一生懸命塗り薬を塗って過ごしました。
今回は幸い、再診察で真菌が少なくなっていたので飲み薬は避けられました。
元のように毛が生えてくるまで頑張ってお薬を塗り続けようと思います。
早く毛が生えてくることを祈ります。
[追記 2022年1月8日]
尻尾にやっと毛が生えてきました。
まだ短いので、ちゃんと伸びるまでは薬を塗ろうと思います。
鼻の上は生えてきたのかがよくわかりません。
なんとなく生えてきたようにも見えますが、範囲が狭いので確認しずらいです。
鼻の上も油断せずに薬を続けていきます。
なな尾、一緒にがんばろうね。
大好きだよ(*^_^*)
[追記 2022年7月5日]
やっとやっと、鼻の上のクレーターが目立たないくらいに毛が伸びてきました。
病院に連れて行ったのは2021年10月下旬だったのでそれから8カ月も経っています。
毛球症が治るのには時間がかかると聞いていましたが、その通りでした。
途中、「ちゃんと毛が生えてくるんだろうか…?」と不安になりながらも頑張って薬を塗り続ける日々。
イケメンくん(飼い主の私たちが思っているだけでしょうね)が台無しになっていましたが、どうにか復活しました。
病院に連れて行ったときに先生が、「体力が付けば治ってきますよ」と言っておられましたが、長撫尾(ななお)は当時既に体重が795gあり、
「もしかして、もっと太らせないといけないの?」と思った記憶があります。
そういう意味ではないんでしょうけどね(^o^;)
ということで、長い闘いになりましたが、無事に治りました。
これからも気を抜かずに体をチェックしていこうと思います。