こんにちは、norikoです。
赤ちゃんチンチラの”なな尾(撫長尾)”をお迎えして1年経ちました。
月日が経つのは本当に早いですね。
あらぁ… 今では余裕の寝姿(^_^;)いろいろあったよね…
赤ちゃんチンチラを飼うのは初めてだったのでワクワクしましたが、その反面すごく緊張もしました。
生まれて1ヵ月で親から離されているので、免疫力が弱くて病気になりやすいかもしれない…
とても心配でした。
今のところは無事に過ごせているので私となな尾の守り神様に感謝です。
チンチラの成長期には個体差がありますが、体はだいぶん大きくなり、体重の増加も落ち着いているので、そろそろ成長期は終わったのかな?という気がしています。
1年を振り返ってみると、やんちゃでとても元気がいい分、いろいろしでかしてくれました(^o^;)
心が折れそうになったことも度々ありましたが、本当に折れてしまうわけにはいかないので、お母さんは頑張りましたよ~。
可愛い子のためなので(*^_^*)
赤ちゃんチンチラが成長して体重745gになるまでにどんなことがあったのかを振り返りながら、成長過程で発生した問題と対策をまとめてみました。
ケージのマス目をすり抜けて脱走する
チンチラは赤ちゃんの頃からフワフワで可愛い(*^_^*)
見た目=体の大きさと思いがちですが、実は体はすごく細いんですよね。
そんなふうなので、ウサギ用の縦目が長いケージだと簡単にすり抜けて逃げ出してしまいます。
今まで3匹のチンチラを飼いましたが、そのうちの2匹はすり抜けたことがあります(^o^;)
すり抜けてケージの外に出てしまったときには、
「ええっ!? 体通ったのー?」
まさかケージのマス目から出られるとは…!!
かなり焦ります。
そのままケージに連れ戻しただけでは当然また同じことになるので、すり抜け防止対策をしないといけないという大仕事も待っています。
すり抜けて脱走するのは何故か夜が多いんですよね(^_^;)
お昼の時間帯にペットショップから連れて帰ってきたチンチラをケージに入れて、その子がなんとなくケージの中に慣れてきて散策して回るのが夜だからではないかと思います。
すり抜けないようにするには?
体の小さいチンチラがケージをすり抜けて脱走しないようにするには、初めから目が狭いケージを用意しておくことが一番の対策となります。
”赤ちゃんから子供の時期までは水槽型のケージを使う”という方法でもいいですよね。
広さが丁度いいからウサギ用のケージでもいいかな?というノリでよく考えずに縦目の広いケージを購入すると簡単にすり抜けてしまい、夜中に重労働をしないといけなくなります。
私もその1人でした(^_^;)
うちのなな尾の脱走は、通販で購入したSANKO・イージーホーム80ハイが開封したら破損していたため、やむおえず家にあったウサギ用のケージに入ってもらった矢先のことでした(T_T)
すり抜けてしまったときの対策
応急処置としては金属製のバーべキュー網を麻ひもでケージに固定することで対応できます。
固定用のひもは齧っても食べても大丈夫な天然素材のものがいいですね。
え? バーベキューの網と麻ひもが家に無い?
そうですよね… 普通にあるものじゃないですよね。
それ以外の方法としては、水槽や水槽型の入れ物…例えば衣類用のプラスチック製の収納ケースとかも使えると思います。
チンチラにはとりあえずそれに入ってもらい、飼い主の動きが取れる時間になったらマス目が狭いケージを買うか、体がそこそこの大きさになるまでバーベキューの網で対応したらいいですよね。
最近の小動物用ケージはマス目の大きさが縦4cm×横2cmくらいのいいものがたくさん出ています。
そのくらいのマス目だと、生後1ヵ月の赤ちゃんチンチラでもすり抜けて脱走することはないと思います。
チンチラが自分でケージの扉を開けて脱走する
この問題は、うちで現実に起こったことではないのですが、なんとなくネット検索していたら偶然に見つけました。
”チンチラが自分でケージの扉を開けて脱走しました!”
というもの。
えー!? それは困るわー。
ケージの種類はうちで使っているものと同じ”SANKO・イージーホーム80ハイ”だそうですよ。
チンチラが自分の口で扉の引っ掛けを押し上げて脱走したそうです。
チンチラはとても頭がいいので、飼い主が扉の引っ掛けを押し上げて扉を開けるのを見て覚えていたのかもしれません。
それか、噛んで引っ張っていたら偶然に扉が開いて、それで開けることを覚えたとか?
どちらにしても、一度自分で開けると開けることは覚えてしまいますよね。
夜中、私が寝ている間に脱走するなんて、考えたらゾッとします。
壁がボロボロになるのはまだいいとしても、チンチラは何でも齧るし味見するから〜(ToT)
それが原因で体調不良になったら大変ですよね。
事前の確認と防止策
ケージの使い初めの頃に、扉の引っ掛け部分の強度の確認が必要ですね。
そして、上段の扉の引っ掛けが軽い場合はチンチラが立ったときに口が届きそうな位置にはステージを取り付けないようにすること。
うちのケージの扉の引っ掛けがどのくらいの強度なのかを確認したところ、
うーん… 4つある扉のうちの1つだけはすごく軽い。
どうも、初めから”当たり外れ”があるようですね。
引っ掛けが重い扉だと、チンチラが口で押し上げることはできなさそうですが、軽いと脱走できるかも。
というか、実際に脱走している子がいるので、引っ掛けが軽いと脱走できちゃいます。
困ったものですが、メーカーさんも一生懸命ケージを作っていると思うので、あまり細かいことまではお願いできないのかな(^o^;)
うちで軽いのは2階(上段)の小扉ですが、現在取り付けてあるステージの位置なら背伸びしてもチンチラの口は届きません。
今のところは対策無しで大丈夫そう。
チンチラの口が届く位置にある扉の引っ掛けが軽いようなら、脱走してしまう前に対策しておく必要があります。
扉の引っ掛けをチンチラが口で押し上げられないようにしないといけません。
それには、引っ掛け部分を外側から金属製のクリップか何かで留めて、動かないようにすればいいのかな?
”ケージの外からチンチラが齧っても大丈夫な何かで固定しておく”のがいいみたいですね。
回し車の遠心力で吹っ飛ばされる
なな尾 本人は、きっと楽しんでいたんでしょうね…
ある日、とんでもない光景を目の当たりにしてしまいました。
回し車の遠心力で吹っ飛ばされて着地に成功した なな尾 は涼しい顔をしていたのです…
なんと、回し車でアクロバットを楽しんでいたんです。(汗)
もう、吹っ飛ばされているときは超高速、姿すらよくは見えません。
危ない危ない(^_^;)
体よりもだいぶん大きな、大人用の回し車に替えた直後のことでした。
スチール製のいいいやつが家にあったんですよね。
吹っ飛ばされるのを目撃した瞬間、血の気が引きました。
このままだと絶対事故につながる…!
事故を防ぐには?
チンチラの体がまだ小さいときに、大きめの(30cmとか)重い素材の回し車を使っていると、チンチラが回し車の上で走るのを止めたときに宙に舞うことがあります。
体重が軽いと、自分で回し車を即時に止めることができないからです。
体が大きくなって体重が増えてくると、チンチラが止まると回し車も止まってくれるようになります。
その点プラスチック製の回し車は軽いので、チンチラが止まったのに回し車だけ勢いよく回り続けることはありません。
すごく元気が良くて、幼い頃から回し車でガンガン走るような子の場合は常に体の大きさに合った回し車を使うか、(サイズが大きめの回し車を幼い頃から使う場合は)軽くて横軸の無いタイプの回し車にすることをおススメします。
一番危険なのは吹っ飛ばされたときに横軸で体をガシャン!とやってしまうことです。
回し車が回転しているときには当然のことながら、横軸も一緒に回転しています。
それがすごく危ない!!
この横軸は、遠心力でふっ飛ばされるとき以外にも事故の原因になることがあります。
それは多頭飼いの場合でチンチラが回し車で走っているときに、別のチンチラが回し車に入ろうとして横軸がチンチラに当たってしまう事故です。
横軸の無いタイプなら、吹っ飛ばされたとしてもケージの中に当たって危ないものが無ければ運動神経のいいチンチラはお澄まし顔で着地するでしょうし、走っているときに他のチンチラが入ってきても回し車本体が当たることはありません。
体よりも大きめの回し車を使っていると、走っているチンチラがよく宙に浮いています。
これは危険なことはなく…ただただ可愛いです(*^o^*)
回し車の負荷でケージが折れた
もう5カ所くらい折れてしまったんですよね…(T_T)
回し車の支柱を外してケージに固定していたのが間違いの元のような気がします。
負荷がケージの一点に集中してしまいます。
ただ、ちゃんと支柱を取り付けて使っても、今度は支柱のプラスチックの部品が2回も折れてしまったので、回し車の部品は壊れ続けています。(涙)
あるとき なな尾が回し車で走っていると、今までに聞いたこともない異音が…!
なんの音よー?
大きくてとても耳障りな「ガガッ!」という音。
金属が擦れているような。
さっそく回し車のネジを外して様子を見ると、ケージの回し車を固定しているところが数カ所折れているではありませんか。(涙)
折れたところが擦れて異音がしていたのです。
これにはちょっと参りましたね。
狭い範囲が数カ所折れているだけでケージごと買い替えるのも気が進まない。
でもこのままだと大きな異音は改善されないので、回し車を外さないといけません。
いくらなんでも近所迷惑ですもんねー。
なな尾 から大好きな回し車を取り上げるのも心が痛むし、どうしよう…?
ケージが折れるのを防ぐには?
ケージにネジで固定するタイプの回し車は、ちゃんと支柱もセットして床面にも負荷が分散されるようにして使いましょう。
支柱とは置き型で使うときの支柱のことで、大きいサイズの回し車はケージにネジで固定して使う場合にも支柱を付けたまま使います。
そんなこと言われなくても、普通は支柱も付けたままセットしますよね。
私が勝手に外してしまったのがいけないんです…ごめんなさい。(涙)
しかし、支柱をちゃんと付けたまま使っていてもチンチラが超体育会系の場合は折れてしまうこともありそうです。
今になって思うと、初めから支柱を付けて使っていたとしても折れていたかも…!?
真相は不明ですが、うちの子は超体育会系なのでそんな気がしています。
回し車にもいろいろなタイプがあるので、ケージ引っ掛け型や床置き型を使うとケージが折れることはなさそうです。
ケージ引っ掛け型だと、引っ掛け部分が2ヶ所になるので負荷は半分ずつに分散されます。
ケージが折れてしまったときの対策
今現在、家にあるものでどうにかするには、もうこの方法しかありませんでした。
針金での補修。
これしか思いつかなくてこの方法で対応しましたが、これが意外といい!!
このときに家にあった針金はかなり太めの硬いやつで、巻くときには力が必要なので男仕事でした。
考えてみると、この先は支柱も取り付けて負荷を床面に分散したとしても なな尾はガンガン走るので、別の場所も折れてしまいそう…
そう思って、100円ショップでもう少し細めの針金を購入しました。
これなら私にも補修ができます(*^_^*)
チンチラのお世話は私が担当しているので、補修も自分でできた方が都合がいいんですよね。
その後、予想通り別の場所が折れてしまいました。
でも大丈夫!!
自分で補修ができちゃいます。
針金を三重くらい巻いて、チンチラの口が届かないように後ろ側の少し遠い位置でねじり止めして完了。
三重に巻いているので、けっこうな負荷に耐えてくれます。
もし補修した針金が折れたとしても、外してまた巻きなおせばOKです。
あと、補修が終わってもケージの折れたところが擦れて音がうるさいときには、後ろ側に引っ張って隙間を作って当たらないようにするか、折れたケージと補修針金の間に小さく切ったスポンジを挟んでおくと音がしなくなります。
回し車って、想像以上に負荷がかかっているんですね。
今日も夜私が2階に上がって行ってしまったら、回し車でガンガン走るんだろうな(^o^;)
寂しがり屋な なな尾くん…
ずっとそばに居られなくてごめんね(T_T)
防寒対策でケージに掛けた毛布を引っ張り込んで齧る
冬はケージに毛布を掛けて防寒するのが私流。
エアコンの暖房と敷きヒーターだけだと不安なんですよね。
ずっとそばに付いていられるといいんですけど、さすがに夜中は別の部屋で寝ます。
昔、福島県に住んでいる従妹が高校の修学旅行で熊本に来た時に面会に行ったら、
「えー? 熊本ってこんなに寒いの?冬はもっと暖かいかと思った~!」
なんて言っていたのを思い出しましたが、熊本の冬はけっこう寒い!!
熊本って夏は暑いところだから、冬も暖かいイメージがあったんでしょうね。
ついでにその従妹は、「熊本って、こんな山みたいなのばっかりあるの??」
なんてことも言っていました。
はいはい、田舎って言いたいのね(^_^;)
テレビドラマで熊本が舞台だと、よく熊本の方言が使われていますが、すごく濃い方言ばかり使われているんですよ。
「どぎゃん こぎゃん ばってん」なんて今は使わないんだからねー!
と言いたくなりますが、
「すー すー すー」は使います。 ハイ…
風が当たってスースーして寒いという意味でございます。
すみません、話しが反れたので戻しますね(^_^;)
冬はチンチラのケージに毛布を掛けるんですけど、(特にチンチラが子供の場合)珍しさ余って掛け毛布を引っ張り込んで齧るんですよ。
これは困るー! 味見したら大変。
掛け毛布をケージに引っ張り込まないようにするには?
掛け毛布を引っ張り込んで齧らないようにする方法についてはこちらで詳しく説明しています↓
【危険】食べ物や水を喉(食道)に詰まらせる
これはすごく危険です。(汗)
詰まらせたものが胃に移動しないときには窒息してしまいます。
人間も同じですよね。
詰まらせないようにするには?
食べ物を引っ掛けるのは、個体の性格が影響していると思われます。
ほとんどは「せっかち」なのが原因です。
急いで食べるため、ちゃんと噛み砕いていない状態で飲み込んでしまいます。
食べ物が小さくならないまま食道に入るので、途中で詰まって(つかえて)しまうのです。
これを防ぐ方法というのはすごく難しいのですが、飼い主側にできることがあるとすれば、食べ物を手渡しであげるときにもったいぶらないで渡すことですかね。
手に持って見せびらかした状態を長く続けると、「早く食べたい!」と思って必要以上に興奮してしまいます。
せっかちな子ほど興奮したまま食べると危険です。
次に飲み水を詰まらせる場合についてですが、これも急いで飲もうとするのが原因ではないかと思います。
飼い主側にできることがあるとすれば、体の大きさに合ったウォーターボトルを使うことですね。
大人用の大きいウォーターボトルは水を飲もうとすると、一度に水がたくさん出てきます。
これが危ない!
落ち着いて飲める子はそれでも大丈夫ですが、せっかちな子は詰まらせます。
人間の場合、気道に入って咳込むことはありますよね。
詰まらせた時の様子から、水の塊を飲み込んでしまい食道に停滞してしまうのだと思います。
せっかちな子の場合はしっかりと大きくなって、「小さいウォーターボトルでは飲みにくそうだし、もう大丈夫だろう」となってから大きいウォーターボトルに替えましょう。
出てくる水の量が少しずつだと詰まらせにくいのではないかと思います。
詰まらせたときの対策
チンチラが食道に詰まらせたときは、座り込んで肩を上下させて吐くような仕草をします。
「吐く」のは仕草だけで、実際は吐きません。
チンチラは体の構造上、「吐く」ことができないからです。
この仕草で、一生懸命肩を上下させて食道に詰まらせたものを胃に移動させようとしています。
いきなりそんな光景を目の当たりにしたら、ただただ動揺します。
「なな尾! 大丈夫ー??」
すぐにどうにかしたいと焦りますが、飼い主にはできることがありません。
発作のように見える状態が治まることを願って待つしかない。(汗)
詰まらせた食べ物や水がどうにか移動すれば数分で普通に戻りますが、移動しない場合は病院行きです。
想像すればどんな状態なのかはわかると思いますが、非常に危険です。
うちのなな尾については、赤ちゃんのときから今まで5~6回は引っ掛けました。
(他の子のときには見たことはありません)
食べ物と水、両方ありました。
私が家に居ないときにも詰まらせていた可能性があるので、それ以上あったのかもしれません。
詰まらせたのを目撃すれば非常にヤバい状態だということはすぐにわかります。
どうにか難を逃れてきましたが、私の寿命はだいぶん縮まりました。(汗)
なな尾、ゆっくり落ち着いて食べたり飲んだりしようね(^_^;)
お耳を真っ赤にして一生懸命ペレットを食べているけど
詰まらせないように気を付けて
まとめ
昨年、チンチラを生後1ヵ月でお迎えしました。
今までにチンチラを飼ったことはありますが、赤ちゃんから飼育したのは初めてです。
大変緊張しますが、すくすくと成長していく姿が見られるのは楽しいですね~(^o^)
チンチラを赤ちゃんから飼育して、成長過程で発生した問題と対策をお話ししてきました。
長年チンチラを飼っていても、それぞれに性格が違うので行動パターンも違います。
「えー! そんなことになる??」
今までにないようなことが起こります。
問題が発生した時にひとつひとつ突き詰めて解決しておくと、似たようなことが起こっても落ち着いて対処することができます。
チンチラと共に飼い主も日々成長していきます。
どんな問題が起こっても、可愛い我が子のためなら頑張れる!!